生命保険

その保険は本当に必要ですか?

生命保険は、住宅費の次に高い支出になることを知っていますか?

 

「1日コーヒー1杯分の料金で充実の保証」などの謳い文句がありますが、一生涯に支払う金額はかなりの額になります。

 

ちなみに2009年度の生命保険全国実体調査結果によると1世帯の年間保険料は45.4万円になります。

 

例えば、20歳〜65歳まで45年間に保険料を支払い続けた場合、45.4万円×45年間=2043万円と高額になります。

 

これはマンションが購入できてしまう金額です。私たちはマンションを購入するときは、検討に検討を重ねて慎重に購入すると思います。

 

保険も同様によく検討してから購入をするかどうか決める必要があります。

 

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保険は損するものと心得る

そもそも保険とはなんでしょうか?保険はよく宝くじやギャンブルに例えられます。

 

「保険金」という「賭け金(保険料)」を支払い、一定の確率でこの掛け金が数百〜数千倍になって戻ってくるからです。

 

しかし、ここではっきりしていることは、保険料を払った時点で、保険会社に手数料を払った後に、損な賭けに参加するということです。

 

保険会社は加入者から集めたお金から手数料(運営費・保険会社の利益)を引いた後で、必要に応じて配分を行っています。

 

宝くじと生命保険が同じ原理に基づいている以上、平均的に得をすることは理論的にあり得えないのです。

 

あくまで保険は、損失と引換えに、安心を得るための手段の1つです。そのため、保険に加入するなら、最低限の保証を確保するために使用するのが合理的になります。

保険に資産運用を求めるな!

また、生命保険に資産運用を求めるのも止めておいたほうが良いでしょう。なぜなら、手数料(運営費・保険会社利益)が引かれている分、リターンがかなり悪くなるからです。

 

手数料が高いといわれている投資信託でさえ手数料は3%程度におさまっています。

 

それに比べて保険で支払う手数料は数十%であることを考えると、効率が悪くなるのは火を見るより明らかです。

 

仮に手数料が高くてもリターンが良ければ検討する余地もあるかもしれませんが、生命保険会社の逆ザヤなどの問題をみていると期待することはできそうにありません。

 

生命保険各社はバブル期に3〜6%という高い予定利率で保険を売っていました。
しかし、バブル崩壊後に超低金利時代になると運用利回りが保証利回りを下回るようになってしまいました。

 

このように、生命保険会社が保険契約者とあらかじめ約束した予定利率を運用利回りが下回っている状態を逆ザヤといいます。

 

このような現状から、非常に高い手数料を支払ってまで、生命保険に資産運用を求めることは検討するだけ時間の無駄と言えそうです。どうしても資産運用を第三者に任せたいのであれば、生命保険より投資信託にしたほうが効率的です。

そもそも保険が必要かよく検討する

生命保険とは資産作りを犠牲にして安心を得る手段であるということを認識するべきです。それでも欲しいと納得した上で、自分にあった保険を慎重に検討しましょう。

 

基本的に独身の人は、無理に生命保険に入る必要がありません。結婚後、子供が出来てから検討すれば良いでしょう。

 

また、以下の該当する人も基本的には生命保険に入る必要はありません。

 

専業主婦

退職者

貯金で弁済費用が賄える人

 

もちろん、節約した分は、無駄使いせずにしっかりと運用していくことが大切です。

 



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