ETF・上場投資信託についての基礎知識
ETFはexchange traded fundsの略で、特定の株価指数に連動するように運用される株価指数連動型上場投資信託のことです。
日経平均などの株価指数(インデックス)に連動した投資信託で上場されているもので株と同じように売買ができるものです
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ETFの特徴
ETFのメリットは、投資信託(インデックスファンド)に比べ手数料が低いことです。
例えばTOPIXに連動する投資信託の場合、保有期間中に差し引かれ続ける信託報酬(運用・管理手数料)は年0.5〜1.0%程度になりますが、ETFでは年0.2〜0.3%程度になります。
また、株式と同様に取引所の立会時間中ならいつでも売買が可能です。指値注文・逆指値注文などができるため、売買タイミングを自分で決めることもできます。
ETFのデメリット
ETFは投資信託より多くのメリットがありますが、もちろんデメリットもあります。
それは通常ETFを購入する場合、最低数万円以上の資金が必要になるということです。投資信託は1万円程度から購入が可能なのに対して、ETFはある程度まとまった購入資金を用意しなければなりません。
またETFの場合、少額ずつ定期的に買い付けることができません。(一部の証券会社で可能な場合もあるようですが、基本的には積み立てはできません)
インデックスファンドとETFのリレー投資
ETFのデメリットは最低購入資金が高いということでした。そこでこの問題を解決する方法としてインデックスファンドからETFへリレーする投資方法があります。
これは、インデックスファンドで毎月積立を行い、ある程度の資金になったらファンドを解約して、ETFを購入するという方法です。
このリレー投資を行うことで、インデックスファンドのドルコスト平均法のメリットを残しながら、ETFの手数料の安さも享受することができます。
ここで注意したいのはインデックスファンド解約時の手数料(信託財産留保額)です。この手数料が高いとリレー投資する意味がなくなってしまいます。
手数料(信託財産留保額)が全くかからないインデックスファンドもありますので購入の際は確認しておいた方が良いでしょう。